当社では、ウールをはじめカシミヤやアンゴラなどの各種獣毛原料を世界の原毛原産地より買い付け、国内自社工場(宮城県栗原市)にて紡績を行っております。原毛手配から管理した獣毛混を主体に、紡毛糸および意匠糸を生産しております。メリヤス糸については、原糸別カラーカード(原毛染)にて在庫展開での販売を行っております。また、ストック糸の提供だけでなく、お客様のニーズに合わせた風合いや色の新しい糸の開発、提案も行っております。織糸についても、カシミヤ100%を中心に生地糸および原毛染糸を販売しております。

カシミヤ

カシミヤやぎからとれるうぶ毛で、インド北部のカシミール地方が原産地といわれ、この地で作られる“カシミール・ショール”によって有名になりました。
繊維は細く柔らかで衣料としては暖かで軽く、水をはじく性質があります。独特のぬめりのある手ざわりと相まって、世界中で大人気です。

ウール

ウールは繊維の中で最も吸湿性に優れています。しかも水分を吸収すると、自ら熱を出し、発散させるので水をはじく性質もあります。
ひとつひとつスプリングのようにカールした繊維は、温度湿度によって伸び縮みし、冬は暖かく、夏は涼しい素材です。また、羊の種類は約3000種もあり、衣料用羊毛としてはメリノ羊がチャンピオンです。

【セーブル】

毛皮の女王セーブルは、昔から王侯貴族の毛皮と言われました。やわらかく軽くしなやかで光沢に富む、やや長い毛足です。イタチ科に属し北ヨーロッパ、シベリア、アムール地方、中国東北部、カムチャッカ、日本の北海道に広く分布します。
軽量で高級感あふれる素材としてコートやストールなどに使われています。

モヘア

モヘヤは、トルコのアンカラ地方が原産地のアンゴラやぎの毛です。モヘヤの繊維の長さは約15~30センチ、獣毛の中で最も滑らかで絹のような美しい光沢があり、純白のモヘヤが最高のものとされています。
セーターや夏服地等の衣料品だけでなく、室内装飾用生地としても珍重されています。

アルパカ

ラクダ類ラマ属の動物。原産地は南米アンデスの高原地域です。標高2000~5000メートルの高地に親戚のリャマ、グアナコ、ビキューナたちと生息し、11月末~12月初め、雨季直後の最も暖かい時に毛を刈ります。
なめらかな手ざわりで絹のような光沢、強さもあり、衣料用織物、編み物、洋服の裏地などに愛用されています。

キャメル

「月の砂漠」で有名な中央アジアの砂漠地帯で飼育されている“ふたこぶらくだ”のカシミヤに匹敵する繊度もある柔毛です。南米産のアルパカとは遠い親戚でもあります。昔々の採毛は春に行って、自然に脱毛したうぶ毛を集めていました。
色はキャメルカラーと称され、軽く、保温性に富み、コートやセーター、マフラーなど防寒衣料として愛用されています。

アンゴラ

アンゴラうさぎの毛で、シルキー光沢をもち、軽く、温かく、吸湿性よくその上にソフト感があります。毛色は純白でパステルカラーの染め上がりが美しく、アンゴラ高混率糸のセーターや帽子に人気があります。
アンゴラうさぎの名前は、「アンゴラやぎのように白く長い毛を持つうさぎ」という意味で、今では人工飼育が主です。昔は日本が大生産国でしたが、現在は中国からの輸入が大部分を占めています。